【施工事例】ステンレスHL製「反転溶接」プロジェクションサイン

ステンレス(ヘアライン仕上げ)を使用し、大人の遊び心あふれるギミックを盛り込んだ、特注の店舗ピクトサイン(RESTROOM)を製作いたしました。
一見すると、美しい筆記体の文字が「鏡文字(あべこべ)」の状態でベースプレートに立っていますが、これには仕掛けがあります。上部からスポットライトなどの光を当てることで、背後の壁面に「正しい向きの美しい文字(RESTROOM)」の影がくっきりと浮かび上がる設計です。

素材 ステンレス(SUS304)
加工法 精密レーザーカット、微細TIG溶接、表面再研磨仕上げ、ヘアライン(HL)仕上げ
ポイント

ライトの光によって壁に落とされる「影」が、見る人にとって歪みのない正しい向きで読めるよう、文字パーツをあえて意図的に「反転」させて溶接しています。 文字の傾きやベースプレートからの立ち上がり角度がコンマ数ミリずれるだけで、壁に投影される影が歪んで読めなくなってしまいます。完璧な位置決めと、歪みを極限まで抑える緻密な職人技によって、この美しいバランスを形にしました。

金属の表面に髪の毛ほどの細かなラインを一定方向に施す「ヘアライン仕上げ」を採用しています。ギラギラしすぎず、光を柔らかく受け止めるため、モダンで高級感のある商業施設や、シックなバー、デザイン事務所などの洗練された空間に最適です。溶接時に発生する熱によるステンレスの変色(焼け跡)も、一箇所ずつ丁寧に研磨し直して消し去り、どこから見ても隙のない美しいヘアラインをキープしています。

ベースプレートと文字パーツの接合部(根元)にポツポツとした無骨な溶接跡が見えてしまうと、このプロダクトが持つ繊細で洗練された美しさが損なわれてしまいます。 強度を完璧に保ちつつ、溶接の盛り上がりを極限まで小さく見せる微細なTIG溶接を施すことで、まるでプレートから美しい文字が自然に自立して生えているかのような美しい一体感を実現しました。

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